有害なミネラルの代表は下記の６種類です。

カドミウムは、たばこと深い関係がある重金属で、貧血、呼吸障害、胸痛、肝臓障害、肺がんなどを引き起こす因子になります。 主な進入経路は、煙を含むたばこ、電池、缶詰、食品汚染、環境汚染などです。 水銀は、常温では液体の金属で、うつ状態や情緒不安定、記憶力喪失などを引き起こす因子になります。 主な進入経路は、魚介類やかまぼこなどの食品、古い水道管、歯科用アマルガム、農薬などです。 アルミニウムは、土、水、空気、動植物、飲食物など至るところに存在していますが、胃腸の炎症、肝臓機能障害、腎炎、脳炎などを引き起こす因子になります。 アルミニウムの主な進入経路は、缶ジュース等のアルミ缶、煙草、着色剤などの食品添加物、調理器具、食器類などです。 鉛は、強い毒性を持ち、腹痛、嘔吐など様々な中毒症状を起こすほか、血液に作用すると、溶血性貧血や免疫系の抑制、腎臓への影響なども引き起こす因子になります。 鉛の主な進入経路は、排気ガス、たばこ、缶詰、古い水道管、塗料、絵の具、野菜などの食品などです。 ヒ素は、毒薬でよく知られるように、強い毒性があり、感覚異常、頭痛、情緒不安定、神経痛、皮膚がんなどを引き起こす因子になります。 ヒ素の主な進入経路は、排気ガス、殺虫剤、魚介類やかまぼこなどの食品、残留農薬、井戸水などです。 ベリリウムは、硬度の高い軽金属ですが、加工中の粉塵を吸い込んだ場合、慢性肺疾患や食欲不振、呼吸困難などを引き起こす因子になります。 ベリリウムの主な進入経路は、電気関係の部品工場です。