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ほとんどの方は、歯科医院で、詰め物、もしくは被せ物を入れる治療を受けられたことがあると思います。
詰め物や被せ物を入れる時には、必ず高さの調整をしますが、詰め物や被せ物の高さが高い場合には、噛んだ感覚で、違和感を感じてわかるのですが、
逆に高さが低い場合には、噛んでも違和感をほとんど感じませんので、わかりません。
治療した本数が2〜3本なら、多少低くても問題ありませんが、奥歯に何本も低い詰め物や被せ物が入ると、上下の歯の噛み合わせ面には、隙間が
できてしまうことになりますから、うまく食べ物などが噛めなくなります。そこで人間の体は無意識の状態で下顎を噛めるところに移動して噛むようになり、結果として、下顎が後ろに移動した状態で常に噛むようになってしまいます。
噛み合わせの面が低くなってしまって、下顎が後ろに移動して噛んでいる状態を、専門用語では、『下顎後退』(かがくこうたい)と言い、下の前歯が上の前歯の内側に深く入り込んでしまっていることから、
低く深い噛み合わせと呼んでいます。
そして、この低く深い噛み合わせは、奥歯に掛かる負担が大きくなることから、奥歯の歯周病、虫歯、歯の割れなど、いろいろな歯科疾患の根本原因になります。
また、下顎後退の状態では、顎の関節にも負担がかかりますので、顎の痛みや肩こり、偏頭痛などを伴う顎関節症の原因にもなります。
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